「内面の中心にあるもの」金・家庭・子ども・仕事・愛人・快楽…そして自分にすがってみる

第二の習慣

7つの習慣で4つの源泉について、以下のようにまとめられます。

自分の人生の中心に置くものが何であれ、それは安定(security:存在価値、アイデンティティ、心のよりどころ、自尊心、人格的な強さ、安心感)、指針(guidance:目の前で起こっていることを解釈するときの基準、意思決定、行動基準、原則、暗黙の規範)、知恵(wisdom:人生観、生活を送るうえでのバランス感覚、原則をどう実践するか、個々の原則がどのように関連しているかを理解する知力)、力(power:行動する力、選択し決断を下すために不可欠なエネルギー)の源になる。
(7つの習慣 P.136-137)

イメージが沸き難いので、中心に置くもの(○○主義)によって、なにがどうなるかをざっとみていこう。(7つの習慣 P.150-159より抜き書き)

1.配偶者中心
・安定…相手に左右され翻弄。関係を維持したいので、誰かが間に入る事や意見が合わないとダメ。
・指針…相手の好みで決まってくる
・知恵…人生観は夫婦関係に影響することにフォーカスされる
・力…行動は相手の短所に影響を受ける
2.家族中心 (ファミリー ラブ)
・安定…家族に受け入れられること、家庭状況と家庭の社会的評価で決まる。
・指針…家族にとって良いこと、望んでいること
・知恵…自分の家族という見方になる
・力…行動は家族ルールに制限
3.金中心
・安定…存在価値は資産額であり経済的安定を求める
・指針…利益があるかどうか
・知恵…金を儲けること中心
・力…自分が持っているお金の範囲内
4.仕事中心
・安定…職業で価値が決まり、仕事をしているときが安心できる
・指針…仕事、会社に求められているか
・知恵…自分の仕事の範囲であり仕事が人生
・力…仕事上のロールモデル、仕事ができなくなると行動力を失う
5.所有物中心
・安定…自分と相手の所有物を比べ、自己評価として心の安定を求める
・指針…所有物を守り、増やし、良く見せる
・知恵…経済力、社会的地位の比較
・力…自分の経済力や社会的地位で制限
6.娯楽中心
・安定…楽しくないと心は安定しない。
・指針…どうしたらもっと楽しい気分になれるか
・知恵…自分が楽しめるかどうか
・力…自分から行動する力はない
7.友人中心
・安定…他人からどう見えるかで左右される
・指針…周囲の人はどう思うか
・知恵…社会的なレンズを通して世の中を見る
・力…気楽な関係の範囲内で、他者の意見で変わる
8.敵中心
・安定…敵対する相手に左右、自分を正当化
・指針…敵対する相手をやっつけるため
・知恵…自己防御
・力…怒りや妬み、復習心が力の源泉
9.教会中心
・安定…所属する会の活動、会の有力者からの見られ方
・指針…所属する会の教義で、他者からどうみられるか
・知恵…信者かどうかで他者を判断する
・力…所属する会の立場や役割の力を借りる
10.自己中心
・安心…絶えず不安定
・指針…自分にとって
・知恵…自分に及ぼす影響
・力…自分の力だけ

ざっと抜き書きすると、それぞれの主義によって判断や行動が異なることが分かる。
まぁ、配偶者主義なら彼女中心になるのはそりゃそうですよね