シナジーを作りだすPC(能力・仕組み)とは?

第六の習慣

シナジー
相乗効果は誰もが欲しい結果。

しかし、どんな結果になるかは、誰も想像することができない。
なぜなら、想像できる結果だとしたら、それは誰かが既持っている「工夫したやり方」でしかない。
そんな程度の低いことは、どうでもいいです。

誰もが考え付かないことを、どうやって創造できるようにするか。

鍵は「状態」にあると思います。
つまり、新しいことが創造され易い状態。

7つの習慣で大事にしているのは信頼であり、人間関係をテーマとして扱っています。
信頼に基づいた人間関係で、シナジーはどうやって発揮されるか。

ここで、<シナジー>はどんな状態で作られるかということに注目して、以下の文を確認していきましょう。

自然界はシナジーの宝庫だ。たとえば二種類の植物を隣り合わせて植えると、根が土中で入り組み、土壌を肥やし、一種類だけを植えた場合よりも良く育つ。日本の材木を重ねれば、一本ずつで支えられる重量の和よりもはるかに重いものを支えられる。全体は各部分の総和よりも大きくなるのである。一プラス一が三にも、それ以上にもなる。
(7つの習慣P.383)

ある組み合わせで、シナジーが生まれるようです。

男女の結びつきがこの世に新しい命を送り出すことこそが、まさにシナジーである。シナジーの本質は、お互いの違いを認め、尊重し、自分の強みを伸ばし、弱いところを補うことである。
(同、P.384)

まぁ、凸と凹という下世話な話ですが
・原理があるということ。
・必ずしも同質でなく、違いがあるということ
・強みを伸ばし、弱みを補う、という進化が起こる
というみたいです。

若い頃の一時期に何かのスポーツで本物のチームスピリットを体験した記憶かもしれない。あるいは何か緊急事態に遭遇し、自分のわがままやプライドを捨て、居合わせた人たちと結束して人命を救ったり、危機的状況を解決する方法を考え出したりした記憶かもしれない。(同、P.385-386)

・緊急事態、抜き差しならぬ事態
・先入観を捨て協力がある

シナジーとは、グループの全員が古い脚本を捨て、新しい脚本を書き始めることだと言ってもいい。(同、P.387)

脚本、すなわちルールが更新される。

シナジーに至るには、そのプロセスの早い段階で必ずと言っていいほど大きな勇気を必要とする瞬間があった。自分自身にとことん正直になり、自分の本当の姿を見せ、自分の内面、あるいは組織や家族の状況に正面から向き合い、その結果、どうしても言わなければいけないことに気づくからである。それを口にするのは、大きな勇気と本当の愛情がなければできることではない。(同、P.389-390)

抵抗があるようです。
しかし、それを突破することで状態に至れるようです。