さて、第二の習慣の冒頭にある、
終わりを思い描くとはいったいどのように紹介されているか。
終わりは人生の終末、自分の葬儀のシーンです。
自分の配偶者、子どもや親もいるかもしれない。
長年一緒に遊んだ友人、会社の同僚、まぁいろんな人があつまるわけですね。
7つの習慣では、まさにその場で、彼らが自分に向けてどんな弔辞を詠んでくれるか。これを具体的に、名前を挙げ、彼は自分にこう言ってくれるだろう。子どもにはこういってほしいな…という願望も交えて考えることを促します。
まぁ、へそ曲がりでなければ
「すばらしい友人で本当に楽しかった」
とか
「あなたがいてくれて私の人生は素晴らしかった」
「お父さん、まだ行ってほしくないけど、がんばってお母さんを支えます」
とか
「彼は本当にわが社の大黒柱として切り盛りし、多くの後輩を輩出してくれた」
という感じではないでしょうか。
人生の総決算で、自分が大切に思っている人が自分のために何て言ってくれるか。
そう言ってくれるよう、限られた日々をその目標に向かって判断していく。最後に得たいことばこそが、自分の信条・信念になる。
という事が述べられています。
以下に、ポイントとなる言葉を引用していきます。
成功のためにと思って犠牲にしたことが、実は成功よりもはるかに大事なものだったと突然思い知らさせる。(7つの習慣 P.117)
自分の葬儀で述べてもらいたい弔事を真剣に考えてみてほしい。それがあなたの成功の定義になる。(7つの習慣 P.119)