Win-Winで掃除をする仕掛けづくり

第四の習慣

7つの習慣で書かれたWin-Winの5つの側面から、システムとプロセスの2つを紹介。

システム

Win-Winの考え方をしっかりと身につければ、それを支えるシステムをつくり、組織に定着させることができる。無意味な競争を排除して協力的な環境を育むことで、PとPCの両方を高めることができ、大きな効果を組織全体に波及させることができる。(7つの習慣、P.332)

システムを見直すことはかなり大事なんですが、むずかしい。システムといったり、しくみ、或いは制度と言い換えてもいい。
要するに、コミッション制のセールスで、単純にセールスのトップ3だけが追加ボーナスをもらえるという仕組みはWin-Winになりえないといいます。

下世話な話でいくなら
家庭での掃除なら、Win-Winで掃除できるしくみをつくらないといけない。お互い信頼関係をため続け、ケンカやサボりもなく、ノーストレスで、P=部屋がいつもきれいとPC=掃除能力を維持向上できるために、どんな「しかけ」をつくるか。

自分で全て方法を考える必要はない。

ゴールである「へやがいつもきれい」ということと、自分一人で毎日やるのは正直しんどいという自分への信頼を大切にするところを自分が自覚するところからスタートだ。
繰り返すが、「方法は自分で考えなくていい」、皆で或いは誰かに考えてもらえればいいのだ。
問題は、家事なんてしないダンナと子どもたちに、どう仕掛けるかが最大の障害。いきなり言っても、取り付くしまもないだろう。
いろんなアプローチが考えられるだろうが、自分の部屋の掃除ぐらい信頼して任せてはいかがだろう。あーだこーだ言う前に、せめてゴミは貯めずに週1で出して、という目標とその必要性を合意する(ゴミ貯めると臭いし虫が湧くのは絶対嫌、みたいな理由)。クリアできたら、徐々にハードルを上げ、掃除の楽しさを感じさせる。

ちなみに私は、酷いハウスダスト持ちで、ホコリがあるとすぐにアレルギー反応が全身にでてしまい、2時間もいればぜんそくになってダウンする。周囲からは「ホコリ・センサー」と言われる。
自分で率先して掃除するが、限界がある。掃除ができないとぜんそくになるので、その空間に寄りつかなくなる。この習性を家族に話し、協力を仰いだ。“部屋にいて一緒にくつろぎたいけど、ホコリがあるので身体的に不可能になるのは避けたい。一緒に協力してくれないか”という具合で切りだした。
おかげで、「ホコリ・センサー」という不名誉な二つ名を頂いたが、掃除は概ね協力してできている。ありがたい。