「Win-Win」と5つの人間関係パターン

第四の習慣

Win-Win

いっきに見ていきましょう。

すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である。……Win-Winのパラダイムは、人生を競争の場ではなく協力の場ととらえる。……Win-Winの根本には、全員が満足できる方法は十分にあるという考え方がある。誰かが勝者になったからといって、そのために他者が犠牲になって敗者が必要などない、全員が勝者になれると考えるのである。(7つ習慣、P.289)

Win-Lose

リーダーシップのスタイルで言えば、Win-Loseは「私のやり方を通す。君の意見は聞くまでもない」という権威主義的なアプローチになる。
(同 P.290)

Lose-Win

「私のことなんか気にしなくていいわよ。あなたの好きなようにすればいい」
……相手に対して何も主張せず、何も期待せず、何の見通しも持たず、ただ相手を喜ばせたり、なだめたりすることした考えない。人に受け入れられ、好かれることに自分の強みを求める。自分の気持ちや信念をはっきりと言う勇気がなく、相手の我の強さにすぐ委縮してしまう。(同、P.293-294)

Lose-Lose

気が強く頑固で、我を通そうとする者同士がぶつかると、結果はLose-Loseになる。二人とも負けるのだ。そして二人とも「仕返ししてやる」「この借りは絶対に返すぞ」と復讐心に燃えることになる。(同、P.295)

Win

他者は関係なくただ自分が勝つことだけを考えるパラダイムもある。……他人の勝ち負けはどうでもよく、自分の欲しいものを手に入れることだけが大切なのである。(同、P.296)

Win-Win or No-Deal

お互いに満足でき、合意できる解決策が見つけられなかったら、Win-Winをさらに一歩進めたパラダイム……No Deal(取引しない)とは、簡単に言えば、双方にメリットのある解決策が見つからなければ、お互いの意見の違いを認めて、「合意しないことに合意する」ことである。(同、P.301)

以上が各パラダイムのポイントですが、

下世話にまとめて、下世話な解釈を提示したいと思います。